第1回:日本人は、もともと“感じ取る力”の民族なのかもしれません
2025年10月23日 16:36
最近、SNSなどで「日本人は丁寧」「静かでやさしい」と語られるのをよく目にします。
けれど、その“やさしさ”はいったいどこから来ているのでしょうか。
昔の日本では、朝の光や風の音、季節の香りなど、
自然とともに暮らす中で“感じ取る力”が育まれていました。
相手の気持ちを察し、場の空気を読むという文化は、
もともとこの「自然と呼応する感性」から生まれたのです。
そして、その穏やかな感性を支えているのが、
心と体を整える神経伝達物質「セロトニン」。
感じ取る力が働くとき、私たちの中でもセロトニンがやさしく流れ、
冷静さや穏やかさを保ってくれます。
現代では情報の多さに押され、感じる力が疲れてしまうこともあります。
けれど、それは壊れたのではなく、少し立ち止まる時間を失っているだけ。